新豊根ダム その1

新豊根ダムはアーチ式ダムでは珍しい非対称放物線ドーム型アーチ式ダムを採用したダムで、
発電及び洪水調節を目的としている。
発電は新豊根発電所で揚水発電を行っており、上池が新豊根ダム、下池は佐久間ダムである。
自流併用式揚水発電により国内最大級の最大出力1,125,000kwの発電を行っている。



新豊根ダム
左岸下流から堤体を撮影。

新豊根ダム
新豊根ダムは、地質と地形の条件により非対称放物線ドーム型を採用している。

新豊根ダム
新豊根ダムのコンジットゲート。
ゲートは1門だけである。

新豊根ダム
左岸にある管理所。
手前の建物が監査廊の入口である。

新豊根ダム
天端の様子。
門が開いていれば、天端の見学は可能。

新豊根ダム
新豊根ダムのクレストゲートの巻上設備。
ローラゲートを2門装備している。

新豊根ダム
堤体下の様子。
ドーム型のため中間部の壁面とコンジットゲートが見えない。

新豊根ダム
左岸上流から堤体を撮影。
揚水発電により、貯水量は5%~10%程度変動する。

新豊根ダム
上流から堤体を撮影。
発電前のため水位が高い。

新豊根ダム
上流から見たクレストゲート。
ゲートは純径間13.800m×純高8.657mある。

新豊根ダム
新豊根ダムのダム湖・みどり湖の風景。
堤体の対岸には、新豊根発電所の取水口がある。

新豊根ダム
新豊根発電所の取水口。
最大で毎秒645.00m3の水を取水している。

新豊根ダム
新豊根発電所の取水口から見たみどり湖の風景。
ダム湖は名前の通り、緑色である。



新豊根ダム
 形式:非対称放物線ドーム型アーチ式コンクリートダム
 堤高:116.5m
 堤長:311.0m
 堤体積:374,800m3
 流域面積:136.3km2
 湛水面積:156ha
 総貯水量:53,500,000m3
 有効貯水量:40,400,000m3
 貯水池名:みどり湖
 水系河川名:天竜川水系大入川
 用途:洪水調節・農地防災、発電
 着手年:1969年
 竣工年:1972年
 所在:愛知県北設楽郡豊根村古真立
 マップコード:386 721 618*32



新豊根ダム周辺の地図


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