犬上ダム: ダムの風景

2006年01月29日

犬上ダム

ダム 滋賀県のダム 重力式コンクリートダム

犬上川下流の農村に対し、安定的に農業用水を供給する目的で建設された農業用のダム。
着工は1934年であるが、土地買収の難航や太平洋戦争による中断などで戦後に完成した。
ダム湖周辺は特別保護区域に指定されおり、野鳥の宝庫となっている。

左岸から堤体を撮影。
非常用洪水吐として鋼製シェル構造ローラーゲートを3門装備している。

天端の様子。
自動車の通行は不可能。

下流の様子。

ちょうどローラーゲートの補修中であった。

左岸上流から堤体を撮影。
2門のローラゲートが補修中のため全開状態である。

犬上ダムの取水設備。
完成当時は農業用水専用のダムであったらしいが、現在は発電にも利用されている。

犬上ダムのダム湖の風景。

犬上ダムのダム湖周辺は野鳥の宝庫となっており、3月上旬にはおしどりが飛来することから
「おしどりの里」と呼ばれている。

犬上ダム
　形式：直線重力式コンクリートダム
　堤高：45.0m
　堤長：135.0m
　堤体積：69,650m³
　流域面積：32.3km²
　湛水面積：35ha
　総貯水量：4,500,000m³
　有効貯水量：3,890,000m³
　貯水池名：犬上貯水池
　水系河川名：淀川水系犬上川
　用途：灌漑用水、発電
　着手年：1934年
　竣工年：1946年
　所在：滋賀県犬上郡多賀町大字萱原
　マップコード：101 026 091*25